平成20年に発表された文科省(文部科学省)の中学校学習指導要領改訂により、平成24年度(2012年)より、武道・ダンスが共に必修となり、全面実施されてきました。
どちらも体育において、従来は選択式であったのですが、男女ともに必修になったことで、当時も様々な意見が飛び交っていたことがまだ記憶に新しいですし、実際に実施される
ようになってから、既に7年以上経ちましたが、今もなお賛否両論の意見を目にします。
それでは、はたしてどういったダンスが必修となったのか?その答えがこちら。
(1)創作ダンス
(2)フォークダンス(日本の民踊なども含む)
(3)現代的なリズムのダンス
以上三種類のダンスから一つ以上選ぶ、とされているようです。
ちなみに現代的なリズムのダンスとは、ヒップホップやロックなどを指します。
音やリズムが現代風なので若者も積極的に取り組みやすいという点と、大人数で協力し、できることを各々が分担しながらひとつのものを一緒に作り上げていくという点が、教育の観点でも期待できることから、取り入れられました。
学習指導要領では、3番目の現代的なリズムの音楽を使ったダンスはヒップホップやロックのダンスだけでなく、サンバ等、親しまれているダンス音楽を使ったダンスなら何でも構わないとされています。それなら社交ダンスもありかと思いきや、社交ダンスは男女2人1組が基本的な人数なので、「複数人で作り上げるダンス」という点を考慮すると、やはりこの項目に取り入れるのは難しいのかもしれませんね。
もしもボールルームダンスが中学校学習指導において必修になったら
それではここで、リズムダンスのひとつであるボールルームダンス(社交ダンス)がもしもこの選択肢の中にあった場合、どのような効果が期待されるか、考察してみましょう・・・!
◆コミュニケーション力の向上
◆細やかな礼儀作法
◆エチケット・おもいやり
◆国際的なマナー
◆芸術力
スマホが浸透するようになってからというもの、子どもたちの中でもテレビだけでなくスマホ画面に夢中になる時間が増え、コミュニケーション力の不足が問題になっていると言われてします。コミュニケーションの一番の方法は、相手をおもいやることと、礼儀やマナーをきちんと身につけることではないでしょうか?社交ダンスは、パートナーと手を取りステップを合わせダンスすることで、コミュニケーションを培うことができます。
また、自身が踊るとき、それぞれ個人の動きの特色を理解し認め合ったり、思いやりを持って手を取ったり、ステップを合わせ、LOD(ラインオブダンス)のルールに沿って各カップルが気持ちよく踊れるルールを覚えたりする。こういった点から、社交ダンスは礼儀作法、マナー、エチケットを教える最良の教材ともいえるでしょう。
ですが、確かに、「手と手を取り合って踊る。」しかも、男性が女性をエスコートしながらなんて、青春真っ盛りの日本人の男女にとっては「恥ずかしい」という気持ちを最も優先的に感じてしまうかもしれません。
10代の男女が社交ダンスを行ううえで一番の壁かもしれない、異性を気遣う“エスコート”は、する方もされる方も「経験」と「慣れ」が必要なのです。
しかし、恥ずかしさを乗り越えてこういった国際的な知識やマナー・エスコートの方法を覚えることは、日本のみならず、国際人としても将来活躍できるような教育につながるといっても決して過言ではありません。
こういった理由から、社交ダンスを取り入れて国際的にも自信を持てる人材育成はとても効果的ではないかなと思います。
実際、特別授業としてプロの先生を招き、社交ダンスを授業に取り入れた学校も日本にいくつも存在するようですね。
ちなみにアメリカやカナダなどでは、高校の卒業パーティーとしてプロムナードと呼ばれる舞踏会が行われます。現地の高校生にとってはまさに一大イベント。プロム(略名)への参加者は希望制度ではありますが、定期的にダンスパーティーも行われるということもあり、社交ダンスは日本人よりも身近な存在なのです。
欧米映画などでもプロムのシーンは良く出てくるので、豪華できらびやかな舞台と衣装を纏ってロマンチックに踊る主人公に憧れを抱いたという学生さんも、少なくはないのではないしょうか?(わたしもまさに、その1人でした!(笑))
社交ダンスは、心にも身体にも優しく楽しいダンスです。
今後も、日本でもどんどんその人気が拡散し浸透してほしいですね・・・!

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