社交ダンスは大きく分けると「スタンダード」と「ラテン」の2種類!
スタンダード種目は優雅、ラテン種目は情熱的とそれぞれイメージが違います。種目によってテンポや踊りの魅せ方が違うのですが、実は衣装の特徴も異なる部分があります。
そのため、衣装は社交ダンスの衣装は種目に合わせて選ぶのが基本です。
そこで今回は、社交ダンスの種目別に衣装の特徴やおすすめ衣装などを紹介します。
社交ダンスを習い始めて、初めてデモやパーティーなどへ参加する人や衣装の違いがわからない人はぜひ参考にしてください。
社交ダンス「スタンダード」とは?衣装の特徴
まずはおさらいです。
社交ダンスのスタンダード種目は、全部で5種類あります。
- ワルツ
- タンゴ
- ヴィエニーズワルツ
- スローフォックストロット
- クイックステップ
その中で、スタンダード種目に共通している社交ダンスの動きが、次の3つです。
- 男女が両腕を組みながらダンス(ホールド)
- リズムがゆっくり
- ステップの踏み出しはかかとから
文字で見てもなんとなくわかるかな・・・というような感じ方になるかと思います。では実際に、社交ダンスの種目「スタンダード」を踊っている姿を見てみましょう。
動画はワルツをダンスする姿ですが、他の種目も優雅なイメージを与える印象のダンスが特徴的です。
そのため、男性は「燕尾服」、女性は「ロングドレス」が多いです。
スタンダード種目の衣装の特徴をチェックしていきましょう。
特徴① 男性は燕尾服
男性のスタンダード種目の衣装は、ツバメ(燕)の尾のように長い「燕尾服(えんびふく)」が特徴的です。
例えば、次のような衣装です。

他にも、裾が広がった上着を着用してスタンダード種目をダンスする男性も多いです。

メーカー:DSIロンドン「スリムライン・ボールルームベスト」
男性は女性に比べて衣装デザインが少なく、カラーバリエーションも多くありません。ほとんどがブラックやホワイトといったモノトーンなので、少し華やかさに欠けます。
理由は諸説ありますが、パートナーをより美しく魅せるためともいわれています。
ただし、燕尾服はダンスでホールを回ることで、長い裾や広がりのある裾が舞い上がるので、踊り方によっては女性に負けないほど華麗な姿を見ることができますよ。
特徴② スカート丈が長い
お次は女性の衣装について。スタンダード種目の女性のダンス衣装は、スカート丈が長いのが特徴的です。


足首をすっぽり隠すようなロング丈が多く、短くてもヒザより下のスカートが基本スタイルです。
スカートはタイトではなく、裾にかけて広がりのあるタイプが多いです。スタンダードはホール全体を駆け回るダンスが多く、踊るたびにふんわりとスカートが広がるのでとても美しく見えます。
特徴③ ドレープやフロート付き衣装が多い
女性が着用するスタンダード種目の衣装は、腕にドレープやフロートといった装飾のついたドレスが多いです。
ドレープとは、トップスの裾口が大きく広がった衣装です。

フロートとは、腕部分に取り付けるヒダ(リボン)のような装飾物です。

実際にスーパージャパンカップ2022Proのタンゴ決勝戦でも、多く女性がドレープやフロート付き衣装を選んでいます。
ドレープやフロートの装飾があることで、よりエレガントなダンスへと仕上げます。
社交ダンス「ラテン」とは?衣装の特徴
スタンダード種目を確認した後は、ラテン部門を見ていきましょう!社交ダンスのラテン種目は、全部で5種類あります。
- サンバ
- チャチャチャ
- ルンバ
- パソドブレ
- ジャイブ
ラテン種目に共通しているのが、次の3つです。
- 男女が手を繋いだり離したりしながらダンス
- アップテンポなリズム
- ステップの踏み出しはつま先から
ではこちらも実際に、社交ダンスの種目「スタンダード」を踊っている姿を見てみましょう。
動画を見てわかるように、スタンダードとは真逆でセクシーさを強調したダンスが特徴的です。
そのため、男性の衣装は「ラテンシャツ」、女性は「ショート丈ドレス」が多いです。
ラテン種目の衣装の特徴をチェックしていきましょう。
特徴① スカート丈が短い
ラテン種目の女性の衣装は、スカート丈が短いのがポイント!

ラテンは単独で踊る時間が多く、スタンダードに比べて激しい動きが多いです。ダンスの特徴からか、スカート丈が短く動きやすさにこだわった衣装が多く見られます。
特徴② パンツは足を強調
社交ダンスの衣装といえばスカートといったドレスが多いのですが、パンツスタイルの衣装もあります。


どちらも足を強調するようなパンツ衣装なので、他のチームと差をつけたい時や種目に合わせた衣装を探している時におすすめです。
特徴③ 肌の露出度が高い
社交ダンスといえば「セクシーで色っぽい」というイメージがありませんか?
種目の中でもラテンのダンス衣装は、肌の露出度が高いのが特徴的です。


男女ともに目のやり場が困るような衣装が多いのですが、激しく動き回るダンスをより強調させてくれるのが衣装の魅力ポイントです。
社交ダンスの衣装はスタンダードとラテン両方準備するべき?
社交ダンスのお披露目会や競技などへ参加する時は、スタンダードとラテンどちらを踊るのかで用意する衣装は違います。
もしも「スタンダードとラテン、どちらの種目も踊る!」という人は、2つの衣装を用意しておいた方がいいでしょう。
ただし、衣装の中にはどちらにも共通するような商品もあります。例えば、次のようなトップスです。


スタンダード種目の衣装に多い装飾と、ラテン種目に多い露出度の高さがミックスした衣装を選ぶことで、どちらも共通したダンス衣装にできますよ。
社交ダンス衣装選びの注意点
社交ダンスのスタンダード、ラテン種目の衣装を選ぶ時は、次のポイントに気をつけてください。
大会のルールを確認すること
社交ダンスの競技に参加する際は、大会のルールを確認してから衣装選びをしましょう。
特に気をつけたいのが、WDSFが主催する競技大会です。
例えば、ラテン種目の衣装が「正装」とする場合。
【男性】ラテンウェア
- ノースリーブシャツやトップNG
- 肌と同色のズボンNGなど
【女性】競技用ドレス
- 立ち姿でパンツがスカートで完全に覆われていること
- 左右のブラ感覚は5cm以下など
また、ラテン種目の衣装が「平服」とする場合。
【男性】
- 白いワイシャツにタイを着用
- サッシュベルト類は着用不可。
【女性】
- スカート丈の短い箇所はヒザの中心より20cmまで
- スラックスやスパッツなどパンツ類NGなど
細かい決まりを守って大会へ出場しなくてはいけません。
もし1つでも衣装に違反が見つかると、出場できなかったり競技中に服装をチェックする専門スタッフから注意を受けたり(マイナスポイント)といったケースがあるので気をつけてください。
ストーンなど装飾品付きは要注意
社交ダンスをより華やかに見えるように、ストーンやビーズなどの装飾のついた衣装を選ぶ場合があります。
装飾物が光に当たるとキラキラ輝いてキレイなのですが、衣装への貼り付け方が曖昧だとダンスしている間に落ちて踏んだりすると大変危険です。
自分たちがケガをしなくても、他のチームに影響を与える可能性があるので十分気をつけましょう。
まとめ
社交ダンスの衣装を種目に合わせて、絶対に2つ用意する必要があるとは限りません。
社交ダンスパーティーやデモといった場合は、少しおしゃれな練習着や白いワイシャツやワンピースなどで十分代用できるでしょう。
ただし、競技会は男女共に正装とするケースが多いので、種目にぴったりな衣装を用意してくださいね。
■参考サイト
競技関連規程集 | Japan Dance Sport Federation

衣装・ドレス専門の通販ショップ ボールルームネット
あなたに合う社交ダンスドレスがきっと見つかるはず♪
お電話(運営元)でのご注文、お問い合わせなど、お気軽にご連絡ください。
※運営元:株式会社コキアージュ
〒102-0084 東京都千代田区二番町5番地2 麹町駅プラザ901

受付時間 AM11:00~PM6:00
定休日:土日祝日・夏季休業・年末年始
インターネットからのご注文、お問い合わせは365日年中無休受付中です。
インターネットからのお問い合わせはコチラ