社交ダンスを習い始めて、少しずつステップやカウントの仕方を覚えてくると楽しさが倍増しますよね。
1曲を完璧に踊れるようになると、多くの人は「競技大会に参加したい」という目標を目指します。
でも、社交ダンスの競技大会は、開催する団体によってランクがあるので、どれでも参加OKとは限りません!
初心者は自分のレベルにあった大会に出場することで、今よりももっと社交ダンスを楽しめますよ。
今回は、社交ダンス初心者が競技大会に出る前に知ってほしい「競技大会を開催する団体」や「競技大会のレベルと特徴」などについて詳しく解説します。
広いダンスフロアで思いっきり自分が今まで習ってきた踊りを披露したい、他の人に観てもらいたい!
社交ダンスの競技大会を主催する団体は大きく2つある!
社交ダンスの競技大会を開催するには、主催する団体が必要です。
競技大会の主催者を細かく見ると、たくさんの団体が存在します。ですが、大きく分けると世界には「WDCとWDSF」の2つに分けられ、日本で知名度の高い団体はいずれかに所属しています。
2つの団体は重視するポイントや開催する競技大会が違います。
WDC |
WDSF |
|
団体名 |
WDC (世界ダンス議会) |
WDSF (世界ダンススポーツ連盟) |
特徴 |
伝統的で上品 ※芸術性を重視 |
積極性が高くスポーツ的 ※スポーツを重視 |
部門 |
・プロ ・アマ |
・プロ ・アマ |
主な競技大会 |
・UKオープン ・ブラックプール ・全英選手権など |
・グランドスラム ジャーマンオープン ・東京インターなど |
採点方法 |
スケーティング方式 ※参加者が一斉に踊り審査員が各順位を採点 |
採点方式 ※1~2組ずつ踊り採点で点数評価 |
所属ダンサー |
・アルーナス ・マリトースキーなど |
・ミルコゴッゾーリなど |
WDCは社交ダンス界を率先して来た組織団体で、もともと1つだったのが分裂してWDSFしてできたのが現在の形です。
細かくいうと、現在はさらに分裂化が進み新しい団体が誕生しています。分裂する理由はわかりませんが、WDCとWDSFの特徴を見てわかるように「方向性の違い」が大きく関わっているのではないでしょうか。
その証拠に、スポーツ重視のWDSFは国際オリンピック委員会(IOC)の承認団体で「オリンピックへの参加で意見が割れた」ことが大きなきっかけという意見が多いです。
お笑い芸人・キンタローさんがテレビ番組の企画で社交ダンスに参加したのは、WDSF主催の競技大会です。
動画を見てわかるように、ダイナミックなダンスが印象的ですね。
現在2つの団体はプロとアマ部門があり、世界チャンピオンがどちらにも1人ずついます。
日本の競技団体
日本で社交ダンス競技大会を開催する団体は、競技団体や技術団体、アマチュア団体など数多くありますが、いずれも2つのどちらかに所属しています。
日本の競技団体 |
加盟団体 |
JBDF |
WDC |
JDC |
WDC |
JCF |
WDC |
JPDSA |
WDSF |
NJDC |
WDC |
New-DSCJ |
WDSF |
JDSF |
WDSF |
東日本や西日本で社交ダンス大会を主に開催する、競技団体の特徴を確認していきましょう。
JBDF
JBDF(JAPAN BALLROOM DANCE FEDERATION/日本ボールルームダンス連盟)は、日本で一番大きな競技ダンス団体です。社交ダンスのレベルが高く、所属する選手は世界1位を狙うプロが多いのが特徴的です。
JDC
JDC(JAPAN DANCE COUNCIL/日本ダンス議会)は、日本で2番目に大きな団体です。WDCに所属していて、世界でも有名なアジアオープン(WDC認定)など、単独でプロとアマ部門の競技大会をおこなっています。
JCF
JCF(JAPAN PROFESSIONAL DANCE COMPETITION FEDERATION/日本プロフェッショナルダンス競技連盟)は、もともとJDCでダンス教師だった人たちが独立して設立した団体です。規模は日本で3番目に大きく、関係組織は北海道や東北、東武、中部、西部、九州と6総局あり、さまざまなダンサーが所属しています。
JPDSA
JPDSA(JAPAN PROFESSIONAL DANCESPORT ASSOCIATION/日本プロフェッショナルボールルームダンサーズ協会)は、国内の主流団体に所属しないプロの選手が自由に活躍できるプロフェッショナル競技会や、WDSF公認のアマチュアダンススポーツ協議会などを開催しています。
NJDC
NJDC(New Japan Dance Confederation/新日本社交ダンス連盟)は、関東や九州を中心に活動する団体で、もともとはJDSFと共にアマチュア競技会の開催を目指す同志の会員により設立されました。現在はJDSFと分かれて、年齢や形だけで評価せず「内容重視」による競技大会を開催しています。
New-DSCJ
New-DSCJ(New Dance Sports Council Japan/ニュー・ダンサーズ・サポート・カウンシル・オブ・ジャパン)は「ANAD、JPBDA、NJDC 」の3団体が参画して共同運営するアマチュア競技団体です。主催する大会は会員登録することなく参加できます。
JDSF
JDSF(JAPAN DANCE SPORT FEDERATION/日本ダンススポーツ連盟)は、日本で一番大きなアマチュア競技大会を開催する団体です。社交ダンス関連のテレビ番組の企画の多くが、JDSF開催の競技大会に参加しています。スタンダード&ラテン種目、ブレイクダンス種目をメインにダンススポーツの普及に取り組む団体です。
学生競技ダンス連盟
学生競技ダンス連盟(学連)は、全国の会員約3000人によって設立・運営される団体です。日本の大学にある社交ダンス部や競技ダンス部などで構成される競技団体で、社交ダンスを10代や20代前半と若い年齢から始める人は、学連に所属している人が多いです。
初心者の参加におすすめのアマチュア競技会と違い、学生メインの団体競技なので、現役の学生選手のみ競技大会に参加できます。
社交ダンス大会は大きく分けると2種類!レベルは?
社交ダンス大会の参加は、申請条件に一致していると誰でも参加可能です。競技大会の参加条件に必要なのが階級(クラス)です。
社交ダンスのクラスとはレベル別のことをいい、A級~D級に分かれます。A級が一番上で、その上はSA級といいます。
アマチュア大会によってはF級やG級、1~5級と数字で分けることもあります。
また、社交ダンスを始めたばかりで級がない人は「ノービス級」というのがあり、初心者でも出場できる大会もありますよ。
社交ダンスの競技大会は、さまざまな部門に分かれていて特徴が違います。
競技大会の部門別に特徴を確認していきましょう。
プロフェッショナル部門
プロフェッショナル部門は名前の通り、社交ダンスのプロのみが参加できる競技大会です。参加者は講師やプロダンサーとして活動する人なので、フロア内では勉強になるような光景が見れますよ。
プロフェッショナル部門の競技会を開催するのは「JBDF、JCF、JDC」と日本で最も大きな3団体です。参加者は3団体のいずれかに所属する必要があるので、社交ダンスの大きな目標として「プロフェッショナル部門の競技大会へ参加」はいかがでしょうか。
大きな目標を掲げることで、社交ダンスの練習により一層熱が入り楽しめますよ。
アマチュア部門
アマチュア部門は、社交ダンスのアマチュア同士がペアを組んで参加できる競技大会です。参加者は、社交ダンス教室やサークルに通う生徒、社交ダンスをこよなく愛する人達が多いです。
アマチュア部門でもレベルによってクラスが分かれているので、こんな人におすすめです。
・まだ競技大会に参加する自信がない人
・年齢が高く若い人に紛れて大会へ出るのが不安など
ジュニアやシニアなどに分かれて競技大会が開催されているので、自信を持って社交ダンスを披露できますよ。
プロアマ部門
プロアマ部門は、プロフェッショナル&アマチュアダンサーがペアを組んで出場できる競技大会です。当然ながら条件をクリアしていないと参加できません。
プロアマ部門に参加する人は老若男女さまざまいるので、大会は年齢やレベルによって分かれて競技大会をおこなっています。
ペアを組む相手にプロダンサーがいるなら、初心者でも練習を重ねることで参加できますよ。
初心者が社交ダンス競技大会に出るならどれがいい?
社交ダンスの競技大会といえばハードルが高く見えますが、開催されるイベントはレベルの高さで分けられることが多いので初心者でも無理なく参加できますよ。
例えば、社交ダンスを初めて1年の人、まだ1年も経っていない人でも出場できる競技大会はあります。
初心者におすすめの社交ダンス競技大会は、次の3つです。
・プロアマ部門の競技大会
・サークル競技大会
・ノービス級のアマチュア競技大会
プロアマ部門の競技大会は、プロ&アマチュアダンサーのペアなので、いつも指導を受けている講師と一緒に参加できます。
プロアマ部門が初心者におすすめする理由は、次の3つです。
・競技大会のために一時的にペアを組めること
・相手は講師なのでリードやフォローが上手なこと
・身近な存在なので相性がわかりやすいこと
社交ダンスの競技大会へ参加することを、大きな目標にする人が多いです。
大会に参加するにはコツコツと練習と出場条件に向けた時間が必要に思えますが、参加できる状況なら積極的にした方が上達できます!
競技大会へ参加することで自信がつき、今後の社交ダンスへの意欲が湧いてモチベーションも高まるでしょう。
競技大会にぴったりな衣装選びを忘れずに!
社交ダンスの競技大会に参加するなら、みんなを魅了する衣装選びをしましょう。
FD カンパニー「フィオラ・ボールルームドレス」。存在感はもちろん、エレガントさも兼ね揃えたおすすめの衣装です。マーメイドタイプのロングドレスは、ヒップ周りはタイトですが裾にかけてフロアが広がり、ターンするたびに舞い上がる衣装が上品ですよ。
ファランドール「フリンジスカートベルト」。2段タイプのフリンジが付いたベルトスカートは、ラテンの競技大会に参加する衣装にピッタリ!どのボディスーツとも相性がいいので、手持ちの衣装と組み合わせられますよ。動きの大きなダンス姿に見えるので、初心者で自分の踊りに自身がない人もキレイに魅せられますよ。
まとめ
社交ダンスの競技大会は、ランクに合わせてさまざまな部門があります。初心者でも参加できるノービス級アマチュア部門やプロアマ部門などあるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
■参考サイト
WDCとWDSFの違いは?!その① : 社交ダンサー・競技ダンサー麻戸洋輔・中村綾のblog
JBDFの目的 | JBDFへようこそ | 日本ボールルームダンス連盟
公益社団法人 日本ダンス議会 | 日本ダンス議会の公式サイト
JPBDA 日本プロフェッショナルボ-ルルームダンサーズ協会
New-DSCJ | New Dancers Support Council of Japan 公式サイト
JDSFについて | Japan Dance Sport Federation

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