社交ダンスにコミュニケーション力はどう影響するの?人見知りな方にも試してほしいコミュニケーション術とは

社交ダンスは、男女が手を取り音楽に合わせて踊るダンス。華やかで美しくダンスを披露できるだけではなく、運動にもなるので興味を持つ人が増えています。

一方、「やってみたい」と興味はあるものの、こんな悩みを抱えている人も多いでしょう。

  • パートナーと仲良くできるか不安
  • コミュ力が低いから向いていないかも
  • 人見知りで質問したくてもできない など

社交ダンスは見知らぬ相手とペアを組むことも多く、上達するにはお互いの信頼関係が必要です。信頼関係を高めるには、コミュニケーション力についても考えなくてはいけません。

そこで、社交ダンスとコミュニケーション力の関係性や無口・人見知りでもできるのかなど、詳しくお伝えします。

社交ダンスにコミュニケーション力が必要なの?

真剣なまなざしの男性の後ろで声をかけようとしている女性の写真

社交ダンスはパートナーあってのダンスなので、お互いの考えや理解、共有など意思疎通が必要です。そのため、コミュニケーション力は重要なポイントといえるでしょう。

ただし、コミュニケーションは「相手と会話をする」だけではありません!

  • 口頭
  • 文章
  • ジェスチャーなど

言葉を交わさなくても、アイコンタクトや身振り手振りで相手に思いを伝えることもコミュニケーション力のひとつです。

社交ダンス中は会話を交わさず、お互いの動きに合わせながら行動します。コミュニケーションの種類は問わず、必要性は高いです。

社交ダンスでコミュ力が不足するとどうなる?

社交ダンスでコミュニケーション力が不足すると、さまざまなデメリットがあります。

  • リードが伝わらない
  • 足を何度も踏んでしまう
  • 自分のダンスに自信がなくなる など

社交ダンスはリード&フォローのバランスによって、最後までつまづくことなく美しいダンスができます。

コミュニケーション力が低いと、お互いの思いが伝わらず社交ダンスが上手に踊れないだけではなく、楽しさまでなくなってしまいます。

社交ダンスでコミュニケーションをとるメリット

クリップに「Merit」と書かれた写真

社交ダンスでコミュニケーションをとることで、次のようなメリットがあります。

パートナーと信頼性が高まる

社交ダンスはパートナーと信頼関係がしっかりしているほど、上手に踊れるようになります。

例えば、仕事で能力の高い人達がプロジェクトチームを組んでも、信頼関係が低いと「納期の遅れ」「責任のなすりつけ」などが生まれます。効率と生産性の向上には、チームの信頼関係が深く関わっているのです。

社交ダンスも同じく、効率と生産性を高めるには、コミュニケーションが欠かせません。

精神面が安定する

コミュニケーションをとることで、相手の気持ちや思いを知ることができます。心が落ち着き、精神面が安定した状態で社交ダンスを楽しめるのもメリットです。

精神面が不安定な状態でダンス中、相手がどんなに良いフォローをしてくれても答えられません。またデモや競技大会は社交ダンス歴が長くても緊張するので、精神面の安定はとても大切なポイントです。

自分に自信が持てる

コミュニケーション力を高めることで、社交ダンスに対する自信が持てるようになります。

社交ダンスは自信がある人とない人で、ダンスの仕方が大きく変わります。

自信がない人は、手のフリやステップの踏み方がはっきりとしておらず、笑顔のない表情が多いです。音楽に合わせてフロアをただ歩く姿は、多くの観客が見たくないと思うでしょう。

パートナーとコミュニケーションを取ることで、自分に自信が持てるようになり、一つ一つの動きが自然と良くなりますよ。

社交ダンスは人見知りや無口でも問題なし?

悩んだ様子でソファに座る男女。向いている方向はそれぞれ別。

社交ダンスは人見知りや無口な人でもできます!

言葉を交わさなくても心の会話でできるダンスなので、人と話すのが苦手な人でも問題ありません。

社交ダンスを教える先生の中にも、人見知りや無口な人はたくさんいます。全員が社交的とは限らず、必要以外は話さない人もいるんです。

ただし、パートナーとの会話は挨拶だけの関係性は、ダンスに大きな影響を与えるでしょう。

  • ぎこちない踊りになる
  • リード&フォローが上手にできない
  • 一向に上達できない
  • 相手の行動にイライラするなど

せっかくパートナーと組むことになったら、最低限のコミュニケーションは必要です。

人見知りや無口な人は、急に雑談をすることは難しいので、少しずつ自分の思っていることを伝える努力をしてみましょう。

社交ダンス上達のカギは「コミュ力磨き」

オレンジと青の色鉛筆から吹き出しが出ている写真

今よりもっと社交ダンスが上手になりたいなら、コミュニケーション力磨きはとても大切なポイントです。

とはいえ、コミュニケーションは「声にして会話をする」だけではありません。社交ダンスは、言葉がなくても自然と通じ合えるダンスです。

言葉を交わす交わさなくてもコミュニケーション能力を高めるために、次のポイントを試してみてください。

パートナーに興味を持つ

コミュニケーション力を身につけたいなら、パートナーに少しでも興味を持つことが大切です。

  • なぜ社交ダンスを始めたのか
  • 社交ダンスで目指していること
  • スタンダードとラテンどっちが好きかなど

相手を知りたいという気持ちが芽生えると、自然と会話も弾みお互いの距離が縮まります。

社交ダンスにも良い影響を与えるので、少しずつ相手に興味を持ちコミュ力向上を目指しましょう。

周囲の話を最後まで聞く

コミュニケーション力を高めるには、周囲の声に耳を傾けて最後まで聞くことが大切です。

せっかくパートナーが話しているのに、話を遮って自分の意見を述べると、相手はいい気持ちがしません。逆の立場で考えるとわかりやすいですよ。

もちろん、パートナーの会話にただうなずくだけではなく、タイミングに合わせて自分が気になることを聞く、意見を言うのもコミュ力アップのポイントです。

思いをわかりやすく伝えたいこと

コミュニケーションは「会話の仕方」によっても変わってきます。今よりもっとコミュ力を磨きたいなら、次のポイントに気をつけてみてください。

  • 会話は「結論→その理由」の順番で話す
  • 声のトーンは明るめにする
  • 早口は避ける(遅すぎもNG)

たまに「何を言っているのかわからない」という人がいませんか?

話したいことはだいたいわかるけど、主語や結末がなかったり自分の思いだけ聞かされて肝心な部分が分からなかったりなど。

会話をする時は、話の目的を決めるのがポイントです。目的を明確にすることで、相手と意見の共有や判断、アドバイスを受けられます。

話す時は、早口で低い声だと怒って聞こえるので、できるだけ「明るくゆっくり」を意識してくださいね。

パートナーの良いところを見つける

コミュニケーション力を磨きたいなら、パートナーの良い部分を見つけて褒めることも大切です。

誰かに褒められると、嬉しくなりませんか?

多くの人は、無意識に相手のデメリットを探してしまい、「社交ダンスが一向に上達できないのはパートナーのせいだ」とネガティブ思考を持ってしまいます。

人は言われないとわからない部分が多いので、相手の長所を見つけて褒めてあげることで、自然とコミュ力が高まり信頼関係も築けますよ。

人見知りさんは非言語コミュニケーション力から意識する

社交ダンスのドレスを着た男女が見つめあっている写真

コミュ力を高めたいけど、いざパートナーを目の前にすると「会話ができない」「怖い」という壁ができてしまう人も多いでしょう。

そんな人は「非言語コミュニケーション力」に力を入れてみるのがおすすめです。

人は「視覚情報」を一番優先する

人の第一印象は「視覚情報」を優先するという研究データがあります。

メラビアンの法則と呼ばれる心理学で、「相手の言葉と態度が矛盾した時、人はどのように受け止めるのか」という実験を、アメリカの心理学者・メラビアンが行いました。

その結果、「視覚情報(55%)、聴覚情報(38%)、言語情報(7%)」というデータが出ました。

割合から「7-38-55のルール」や各情報の頭文字を取って「3Vの法則」とも呼ばれています。

非言語コミュニケーションの種類である視覚情報の中で、パートナーに良い印象を与えるのが次のような部分です。

  • 表情
  • アイコンタクト
  • 目線
  • 姿勢
  • 身だしなみ
  • 立ち位置
  • 座る位置 など

人見知りでも、相手の目を見ながら笑顔で会話したり、アイコンタクトで思いを伝えたりなど、非言語コミュニケーションで信頼関係を築き上げる方法はあります。

身だしなみで社交ダンスへの意欲を伝えてみる

消極的な性格から、パートナーから「やる気あるのかな?」と思われていないか不安な人は、身だしなみから整えてみるのがおすすめです。

例えば、社交ダンスの練習着がTシャツとレギンスの場合。デモや競技大会に参加するときと同じような衣装で参加するのも方法のひとつです。

実際に、社交ダンスで人気の藤井創太&中村安里さんペアの練習でも、安里さんは本番のような衣装で参加しています。

社交ダンスはスタンダードとラテンで衣装が違うので、場面に合わせて練習着を切り替えるのもおすすめです。

パートナーからは練習に対する姿勢に力が入っていると思われ、口数は少なくても行動で努力していると思われる可能性が高まりますよ。

「ミラーリング効果」で距離を縮める

パートナーと距離を少しずつ縮めて信頼関係を高めたいなら、ミラーリングという非言語コミュニケーションもおすすめです。

ミラーリングとは、相手のしぐさやポーズなどの行動をマネすることです。

ミラー効果とも呼ばれ、自分と同じ行動を取る相手に好印象を持つといわれる心理学で、自然と距離が縮まる効果が期待できます。

すべての行動をマネされるのはパートナーも不愉快なので、相手が笑ったり悲しんだりする時は「一緒に気持ちを共感する」といった行動がおすすめです。

コミュ力よりも大切!社交ダンスに必要なこととは?

雲型の吹き出しにクエスチョンマークが入ったイラスト

社交ダンスは、音楽に合わせて完璧なステップを踏むことも大事ですが、楽しく踊ることはもっと大切なポイントです。

今よりももっと社交ダンスを上手に踊りたいなら、「学び」と「楽しみ」の2つを中心に行動してみましょう。

初めは、完璧なダンスを目指さず、覚えたステップで1曲踊り切ることを目標にするのもポイント!

夢は大きく持つことも大切ですが、小さなゴールをひとつずつクリアしていくことで、心から楽しみながら社交ダンスができますよ。

まとめ

社交ダンスの衣装を着た男女が組みダンスを踊っている写真

社交ダンスはパートナーとの信頼関係が必要なので、コミュニケーション力はとても重要です。

ただコミュニケーション力といっても、会話だけではなく仕草や態度といった視覚情報も大切です。

社交的な人だけではなく、人見知りや無口でも社交ダンスは楽しめるので、興味がある人はぜひ体験してみてくださいね。

■参考サイト

コミュニケーション能力とは?−すべての人間関係・人生に影響する – コミュニケーション資格講座・検定|コミュニケーション 能力認定協会

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