社交ダンスといえば、手足が長く高身長のカップルという印象を持つ人は多いでしょう。
「背が低いとダンスがどんなに上達しても美しく見えない」「手足が短いからキレのあるサンバが踊れない」など、背が低いことをコンプレックスに思っていませんか?
社交ダンスの大会を見ると、背が低い人もいれば高い人などさまざまいます。
そこで今回は、社交ダンスは背が低いと本当に不利なのか、上手に踊るコツについて詳しくお伝えします。
社交ダンスは身長が高いほど有利?
社交ダンスはとにかく目立つのが大切!
とくにデモや競技会に参加するなら、審査員や大勢の観客の目を惹かなくてはいけません。
社交ダンス大会では、一度にたくさんのペアが同時に踊ります。
何組もいるペアの中で目立つには、やはり身長は高い方が有利に思えますよね。
まず、厚生労働省が算出した30代の日本人の平均身長を見てみましょう。
男性:約171cm
女性:約158cm
参考サイト:統計局ホームページ/日本の統計 2015-第21章 保健衛生
古くから社交ダンスを親しんでいるヨーロッパと日本人の平均身長を比較してみました。
日本人 | ヨーロッパ | |
男性 | 約171cm | 約177cm |
女性 | 約158cm | 約164cm |
ヨーロッパの平均身長の参考元:Human Height – Our World in Data
男女ともに6cmの身長差があることがわかりました。
社交ダンスは高身長のイメージが根強いのですが、実際はそんなことはありません!
日本の社交ダンス会をリードする、藤井創太&中村安里ペアの踊りを見てみましょう。
SOCIAL HEDGEHOG公式サイトの所属ダンサーの情報によると、藤井さんの身長は171cm、安里さんの身長は163cmと公表しています。
世界の平均身長を見てわかるように、瞬きを忘れるほど魅力的なダンスを踊る藤井&安里ペアは、高身長ではなくてもキレキレのダンスが踊れることがわかります。
男女の身長差が激しいとデメリットが多い?
社交ダンスは男女ペアの身長差は10cmが理想的といわれています。
身長差があまり開きすぎていると、腕の組みずらかったりステップの踏みにくかったりと、デメリットに感じるケースが多いでしょう。
ただし、女性は7~8cmの高いヒールの靴を履くので、多少の身長差があってもカバーできます。男性も少しヒールの高い靴があるので、身長が低いことをコンプレックスに思う必要はありません。
実際に、身長差が激しペアや身長の低いカップルもたくさんいます。デモや競技会などで好成績を収めているカップルも多数いるので、身長が高い低いは社交ダンス界では関係ありません。
社交ダンスは身長関係なし!背が低くても不利ではない理由
社交ダンスは身長に関係なく誰でも参加できるとはいえ、一度にたくさんのペアで踊るとなれば目立ちにくく不利になる場合があります。
でも、練習中やソロなど、周りに他のカップルが居ない中でダンスする姿はどうでしょうか?
- 速い動きが美しく見える
- キレのあるダンス姿に見える
ものまね・お笑い芸人のキンタローさんは、大学時代に競技ダンス部に所属していて、社交ダンスの講師経験があります。
テレビ番組の企画で社交ダンスの踊りが一躍有名になりましたね。
笑顔を絶やさずにサンバを踊るキンタローの身長は、なんと152cmしかありません。
たくさんのペアが踊るフロア内でも、とてもキレのあるダンスが目立ちます。
身長が低いから社交ダンスが下手に見えるという部分を払拭する姿でわかるように、社交ダンスに身長は関係ないことがわかりました。
社交ダンスで重要なのが「男女の役割」
上手に社交ダンスを踊るには、男女それぞれの立ち位置をしっかり把握することが大切です。
社交ダンスは一般的に男性がリード、女性はフォローしながら楽しむものと知られています。
細かくいうと、男性はどの方向に向かってどのステップとタイミングで踊るのかを決める。そして決定したことを勝手に動いて女性についてきてもらうのではなく、パートナーに気持ちが伝わるようにエスコートしながら踊ります。
そして女性は、男性が決めた部分を美しく魅せるようにフォローします。
難しいのですが、社交ダンスを踊っている間は意思疎通が欠かせません。意思疎通といっても言葉にしながらではなく、心の中で気持ちを伝え合い汲み取ることです。
お互いを信頼し信用し切っていないとダンス姿に出てしまい、美しい社交ダンスは見せられないのです。
よく身長が低いからダンスが上手に見えないと思われますが、大切なのは男女の役割を理解しておくことを忘れないようにしましょう。
社交ダンスを上手に踊るコツとは?
自分の身長がコンプレックスで社交ダンスが上達しないと思っている人は、上手に踊るコツとポイントをチェックしておきましょう。
体は上半身と下半身どちらの動きも重要
社交ダンスを踊る姿を見ると、体の上より下の動きの方が重要に思いませんか?
実際は、上半身と下半身どちらも重要です!これは身長に関係なく、みんなに共通していることです。
実際にラテンの世界チャンピオンになった「リカルド&ユリア(Riccardo Cocchi&Yulia Zagoruychenco)ペア」は身長が低いことでも有名です。リカルドは約170cm前後、ユリアは157cm前後といわれています。
そんなお二人ですが、社交ダンスする姿は身長のことなど忘れるほど魅力的です。
動画を見てわかるように、社交ダンスは「安定性のある足」と「しなやかな上半身の動き」の組み合わせが欠かせません。足がしっかりと床に着地しないまま踊ると、上半身の動きもブレてしまいます。
身長が低くても足元が安定して上半身も大きく動かすことで、コンプレックス部分を解消できますよ。
体幹トレーニングをする
より美しい社交ダンス姿を披露するには、ボディメンテナンスも欠かせません。
ステップやアームワークに意識することも大切ですが、体幹トレーニングで踊れる体作りをしましょう。
体幹とは体の幹、つまり胴体部分のことをいいます。
社交ダンスは手や足、頭、お尻などの全身のパーツを使うのですが、中心部である体幹に筋肉がなければしなやかな動きができません。
体幹を鍛えることで力を思いっきり発揮できるようになり、すべての動きがしっかりしてきますよ。
ダンスを上手く見せる衣装を選ぶ
低い身長をカバーするには、ヒールの高い靴やダンスを上達させて動きのある踊りを身につける方法があります。
そしてもうひとつ、スタイルをカバーしてキレイに見える衣装を選ぶのもポイントです。
サシュエル ザーリャ・フリンジ・ラテンドレス

両サイドにカットが入っているので、肌と衣装の色のバランスによって低身長をしっかりカバーしてくれるデザインです。
全身にフリンジがついているので、より華やかなダンス姿を演出できますよ。
サシュエル ジェニファー・ラテンドレス

左右非対称のアシメントリーデザインのラテンドレスは、低い身長を錯覚させるような衣装の見た目が印象的です。
スカートの裾はボリュームを出すためにホースヘアー(ボーニング)を巻き込んでいるので、動くたびに大きく衣装も揺れるので、迫力あるダンス姿を見せられますよ。
まとめ
社交ダンスは身長が低いと不利と思われがちですが、そんなことはありません。
実際に世界大会で好成績を残しているペアにも、平均身長より低いカップルが多数います。
社交ダンスは身長が高いから美しく見えるのではなく、体の使い方やパートナーとの相性、衣装選びなどが関係しています。
衣装を選ぶなら動きを大きく見せるデザインがおすすめですよ。

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